「周囲への感謝と愛」
「周囲への感謝と愛」これは家人が常々極親しい人から言われている言葉だそうです。本当に大事なことだと思います。私達はつい、親しい人、身近にいる人、いつもの人に対して、ぞんざいな態度を取りがちです。
そのくせ、たまに会う人、あまり知らない人には丁寧な対応をしたりします。家人に対しても、不足しています。中々難しいことです。
「人に何かする時には決して見返りを求めない」そういう気持ちが大事だと亡き母からよく言われました。それは実践しているつもりですが、その分、周囲への感謝と愛は不足しているように思います。反省です。
こんな風に、頭では理解しているけど、実践するのは難しいことは随分多くあります。病気になる前は、多忙にかまけて、現実は中々そうもいかないかなと思っていたのですが、今は実践こそが全てと思っています。頭で理解しただけでは仕方ない、ざっくり感じるだけでは仕方ない、実行に移してこそ…と、自分に言い聞かせています。
例えば、表面には出せないけど、「心の中では手を合わせて感謝している」ということもよく聞きます。でもそれも自分の中の世界だけのことで、人には伝わりにくいことです。下手すると自己満足で終ってしまいます。
周囲にも、自分にも明確に分かる、小さくても実践する積み重ねが、理解と進歩に結びつくと思います。特に感謝の念は、相手と自分を同化させないで、親しくても自分ではないことを忘れないようにして、日々実践しなくてはと思っています。