チャレンジドな日々
昨日は新しいリハビリを受けてきました。いつも書いていますが、脳梗塞の後遺症は半年過ぎると、回復が難しいという考え方が主流ですので、長期に亘ってリハビリを続けられる受け皿が少ないのです。そこで試行錯誤の個人的な工夫が必要になってきます。今まで色々な治療を紹介されて受けました。中でも中国鍼、スポーツマッサージは体と麻痺に効いていると実感しています。
有意義なリハビリの日々ですが、それでもこの頃、左半身の筋肉が衰えていることがとても気になっていました。特に左のお尻の筋肉は鏡で見ると悲しくなるほどの衰えです。筋力トレーニングとリハビリの両方に有効なものはないかと探していました。そこで巡り合ったのが「加圧トレーニング」です。
加圧トレーニングを開発した佐藤義昭先生の著書を読んでいたので、その内容と効果は知っていましたが、病院でこのトレーニングを活用して、脳梗塞等のリハビリをしている所があるのは知りませんでした。そこが昨日行きました、武蔵小杉にある「小田切病院」です。
小田切院長は、早くから加圧トレーニングに着目し、考案者である佐藤義昭先生の指導のもとに、医学的見地からメカニズムおよび安全性や実効性を検証しながら、各種のリハビリテーションへの応用を研究されてきました。そしてその研究成果を生かし、加圧によるリハビリ・プログラムを開発し、2000年9月より加圧の資格を持ったトレーナーを擁して、加圧リハビリ治療を実施しています。
一回目の昨日はCTで下半身の筋肉量を見ましたが、何と右に比べると左はおよそ30%筋肉量が落ちていました。これを解消するためにも、頑張りたいです。加圧トレーニングは「決められた時間、腕の付け根と脚の付け根にベルトで適正な圧力をかけて血流を制限します。そしてトレーナーの指導のものとその状態でトレーニングを行います。そうすると軽い負荷でも大きな負荷をかけたときと同じ効果が得られる。」というものです。
体を動かす骨格筋は体重のおよそ50%を占めているとのこと。腕や脚など目に見える筋肉だけでなく、心臓や胃など内臓もすべて筋肉で出来ています。お尻の筋肉が弱っているということは、内臓の筋肉も弱っているのではないか?と想像すると、恐ろしいことです。筋肉量を増やす必要があることが実感出来ます。
今回体験してみて、私の体には合っていると実感しましたし、小田切院長、私の担当の大阪さんと話してトレーニングをしていると、次の段階の自分が明確にイメージできました。これはとても嬉しいことです。そこでまずは3ヶ月、週3回通いたいと思っています。「頑張り過ぎないけど諦めない」の精神でこれからもチャレンジドな日々を大切にしたいです。