怯え
誰のためでもなく、自分のためにいつも前向きに生きようと決めています。友人に確認されたこともありますが、脳梗塞になったのも必然だと思っています。自分に起きたことをあれこれ悔いて、悩むより全て受け入れて、明日を考える人生を送りたいと思っています。
お陰様で行動面では不自由なことも多いですが、心は自由に保てています。発症した当初は、わが身に起きたことの大きさに泣いていたこともありましたが、明るく楽しい生活を送っています。
発症して、もう少しで一年が経ちます。先日あるドクターのセミナーで「脳梗塞患者は5年以内に再発が53%という数字もある」ということを聞きました。予兆を感じられずに、突然病気になった身ですので、私だけは違うとは思わないほうがいいと思いました。そう思ったらここ数日「怯える私」になっています。降りかかるかどうか分からない災難に怯えているのです。そうすると元気が出にくくなります。活動的に動くのが面倒になります。本当に人間は気持ちに影響を受けるのだと思います。
私に元気がないと、家人にも元気がなくなります。当然家が暗くなります。困ったことです。
生き延びたことに感謝をして、一年目を迎えるためにも、訳の分からない怯えは排除しなくては!とやっと今日は強く思える自分になりました。「怯えの正体」が少し見えてきたことが勝因でした。誰もが持つ可能性のある「怯え」についてもう少し考えてみようと思います。