「ご連絡ありがとうございます」

ブログを始めてから、懐かしい方達から久方振りに連絡を頂きます。私が脳梗塞になったことへの驚きと励ましのメールです。ありがとうございます。

でもその中で、「実は癌になって手術した」とか「私も脳卒中で倒れた」とか「連れあいが心筋梗塞で倒れた」という連絡が立て続けに5件ありました。これは多いですよね。皆さん私と同じ50代です。周囲の人も含めて体を大事に考えて欲しいです。

今日、昨日少し紹介した「メディカル・フード」の開発・製造に関わってくれた河西さんという私達の仕事仲間が来社されました。彼は様々な医療機関に出入りし、多くのドクター仲間や健康に関する最新情報を持っています。

彼との会話の中で私が「定期的に人間ドックに行っていれば良かったのに」と知人に叱られたと言うと、待ってました!とばかりに、「人間ドックでは例えばがんも見つからないことが多いし、見つかっても遅いケースが多い」と話し始め、「イムノドック(がん免疫ドック)」の話をしてくれました。

人間ドックは「ある程度成長したがん」(発見可能な大きさは1cm以上)を画像診断で見つけるのに対し、イムノドックは血液から免疫学的にがんの危険因子を見つけため、正確さは人間ドック約50%に対し、イムノドックは約90%とか。但し、予防医学の要素が強いので保険は適用されない。

今回1cm未満のため見過ごされたがんが、1年後の人間ドックで何cmになっているのか?と考えれば、恐ろしいですね。
けれどもイムノドックは健康保険適用では無いので、河西さんの話だと12万円かかるというこうとでした。

健康維持にはお金が掛かるのですね・・・。

私達は「人間ドックの本質」を知ることが大事です。人間ドックは病気を見つける検査なので、病気の基準が決められています。そのため異常が認められても(2008年人間ドック受診者295万人の内90%が軽度異常)、基準値以下では病気と診断されず、「気を付けてください」と言われておしまいです。

一般の医者は厳しく指導しませんので、殆どの軽度異常者は「たいしたことない」と思い込み、これまで通りの生活を続けますが、軽度異常は確実に進行しますので、遅かれ早かれ病気になって慌てて病院に駆け込みます。いつまで経っても病気は減らず、医療費も増加する一方です。

「軽度異常を改善させて発病をさせない」のが医療の本来の姿(未病のうちに手当て)ですが、実態は大きく異なります。

人間ドックの本質を「知って、考えて、行動する」ことが大事です。過信と妄信をせずに、日々の自分を整えたいと思います。大きな代償を払った私ですが、このように自分に言い聞かせています。

 

 

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