銀メダル
日本人は完璧な結果を求める習性があるのか、どうしても「惜しい銀メダルです」というコメントになってしまいがちです。
努力をしてその結果であるならば、結果をそのまま受け入れ、喜べば良いのに、それが苦手な人が多いようです。選手本人より、アナウンサーとかコメンテーターとかにその傾向が強くみえます。世界で第二位であることを努力の結果として素直に喜ぶことがとっさに出来ないのでしょうか?
それには二つの側面があるように思えます。
一つは初めに書いたように完璧な結果が好きなので、一番を狙う。もう一つは、可能性が低いとか、他の選手との差はどの程度とかの指針になる現状分析が苦手。その結果、根性論とか期待の気持ちだけで物事を見てしまう傾向が強いのではないでしょうか?
でもそれは悪いことだけでもありません。昨日のブログに書きましたが、人は期待されると頑張ることが出来ます。期待の言葉が刺激となり、自分では思いもかけない潜在能力が発揮されることもあります。
頑張っている人にこれ以上「頑張って」とは言えないという意見もありますが、頑張りの先にある目指すべき姿を理解している「頑張って」の声援は決して嫌なプレッシャーにはならないと思います。如何でしょうか?