●働くということ
昨今週刊誌では大きな組織の50代の社員が若手の足を引っ張てるとかいう記事をよく見かけます。組織に入って約30年。一所懸命組織の一員として頑張ってきたはずだと思うのです。それがこの言われよう。悲しいものです。
でもグローバル化とかAIの普及についていけない、新しい分野を理解できないという外的要因に負けてるという訳だけではないと思うのです。
組織にいる人間には、皆役割があるはずなのです。ベテランになった時に自分の役割を変えることに対応できないのだと思うのです。
私は53歳で脳梗塞を発症しました。当時は研修講師として絶好調(受注を頂くという意味で)でした。それが突然の半身麻痺。今まで通りの働き方はできなくなりました。それまでは、仕事人生を考えることもありませんでした。
けれども病気の発症が私の生涯の働き方を考えるきっかけになったのです。仕事のこれからと新たな役割を考えることができました。
知人は定年を嘆きます。後輩は役職定年を悔しがります。先輩は世の中に必要な存在でなくなっと寂しがります。みんな分かっていたはずのことに呆然とするのです。
働くって何でしょうか?仕事とプライドは両立するのでしょうか?変わるということは幸せを呼ぶのでしょうか?こんなことを暫く考えていきたいと思います。