●年齢に関係なく・・・。
新しいことを学んだり、今までのやり方を変えたりするのが億劫になっていることはありませんか?
周囲が目まぐるしく変化していることに、慌ただしくしていることに漠たる焦りを感じることはありませんか?
仕事からの引退の二文字はこんな時に検討するべきだと私は思うのです。
定年を強制退去とおっしゃった人がいましたが、定年は次の人生を考えるきっかけではありますが、引退勧告でも、強制退去でもありません。
大事なことは、自分の仕事人としての衰えに敏感になることです。第一線の主役は張れない、一流のバイプレーヤでもいられない。
「自分は今どんな状況なのだろう?」ということを常に客観的に精査することが中高年には大切だと思うのです。
自分の地位や立ち位置を、喜んで後輩が受け継ぎたくなる働き方、見せ方をすることが中高年には期待されているでしょうし、すべきです。
衰えは中高年のすぐ隣に鎮座しています。衰える前に準備しなくては。若さには無様(ぶざま)も似合いますが、中高年の無様は社会にマイナスの影響が大き過ぎます。
常に自分を見つめるのは、大変ですし、疲れます。でも次の人生を考える身には、引き際が一番大事だと思うのです。
そんなことを感じながら、いずれは引退の二文字をうまく活用したいなと考える今日この頃です。