●継続は力なりの実感
ご存知のように、私は脳梗塞の後遺症で、左半身に麻痺があります。この状態になって7年が過ぎました。
幸いにして、記憶とか思考には後遺症がありませんが、日々自分の能力を維持するために、万全の態勢で臨んでいます。
それは考えることです。内容は何でも良いのですが、一定の時間自分に課題を与え、それについて一所懸命考えています。
この年齢になると、ある程度の事は今までの経験で何とかなります。つまり、考えなくても大丈夫なのです。思考する習慣が低下しているのです。
この課題を、研修や講演が無い時は毎日実行しています。
そのお蔭で、人からの問答にもきちんと対応できているように思います。自分の眼の前にいる人が何を望んでいるかも読み取れます。周囲に気を配ることも大丈夫です。難解な書籍を読むことも億劫ではありません。
大したことではないかもしれませんが、継続することはやっぱり大事だと思うのです。継続することは習慣化を産み出します。そしてもう一つ、自信にも繋がります。
例えば、部下指導はある程度の経験があれば、そこそこは可能です。でも指導の内容やその意味について、自分で考え、知識をきちんと持てれば、そして出し惜しみすることなく、日々実行できれば、それは今まで以上に部下に応えられる指導になると思うのです。
そのためにも、指導を習慣化することが大事だと思うのです。
何を今さらと思っても、初心に立ち返って、新たな気持ちで取組んでみる。それを継続し、習慣化する。
それが眼には見えないけど1ミリずつ成長していくことではないか、これが仕事人生を深堀りしていくことではないかと強く思う今日この頃です。