ほめる
ほめダイエット(NHKのあさイチでも紹介されていましたが・・・)もそうですが、「ほめる」ということのプラスの効用を見直す時期だと思います。
人には人から自分のことを認められたいという承認欲求があります。承認欲求は自分のことを無視しないで欲しいというのが基本ですから、叱られる、注意されることも自分の存在を認められていることになります。
私は「ほめる」という行為はそこから更に一歩進んで、積極的に良い所を見つけ、それを賞賛することだと考えています。私のリハビリもそうですが、ほめられると成果は上がります。薄皮を剥がすような日々積み重ねのリハビリではありますが、ほめられることで私の気持ちが前向きになり、活力源になるのです。ほめられた後は、取り組みが積極的になりますし、気持ちが明るくなります。
千葉ロッテマリーンズが日本一になりました。ピンチであってもニコニコした表情で試合をしているベンチの西村監督は、私の勝手な解釈ですが、選手たちの良い所を見ることが出来、ほめることが出来る監督だと思います。人は何よりも自分をほめてくれる人が傍にいることに幸せを感じます。この人のためにも頑張ろうと思います。誰かほめてくれる人を持つことは、自分のためになります。
ここまで書いて、昼休みに今週号の週刊現代を見ました。その中の記事に「無縁社会に怯える人たち」(副題:全国民必読、将来の自分がそこにいる)があり、相談出来る人なんていない、誰とも繋がりを持てない人が増えているというものでした。
人間にとって最も大きい「縁」は職場と家族ですが、若い人は正社員になるのが難しいし、結婚も中々出来ないので、職場も家族も持てないケースがどんどん増えている、とも書かれています。これではほめてくれる人を持つことも難しいです…。
それならせめて自分で自分をほめましょう。少し大判振る舞いぐらいで大丈夫です。私もめったにほめてくれない家人がいますので、よく自分で自分をほめています。特に具体的にほめると自分の言葉でも、嬉しくなって気分は高揚します。現代の日本人には自己肯定能力が欠けているとか、自虐性があり過ぎると指摘されていますが、自分をほめることは人を認める能力を上げていくこに繋がります。
ほめて悪いことはありませんので、大いに私も、人に対しても自分に対しても「ほめる人」になりたいと思います。