紹介したいお店
今回の関西旅行は友人と楽しく食事がしたい!という目的もありました。関西は手頃な値段で美味くてサービス精神旺盛な店が多いのですが、訪れた何処の店も私の大きな胃袋を満足させてくれました。親しい人達と一緒の楽しい食事は人を元気にさせると改めて思いました。中でも3軒のお店が印象に残っています。
一軒目は神戸の中華街の近くにある餃子専門店「梵天」。ネットのコメントでは色々厳しいことも書かれていますが、ここは家人が昔から通っている店で私も4,5回行っています。3人前は普通にぺろりと食べられるぐらいに気に入っている店ですので、是非友人に紹介したいと訪れました。発症後初めての訪問でしたので、車椅子(旅行中は移動と歩きが多いので車椅子を使いました)で登場した私に「どないしたん?何があったんや?」(神戸弁)とマスターはビックリして心配してくれました。
醤油・酢・ラー油に特製の味噌を加えた独特のたれで舌を刺激しながら美味しい時間を過ごしました。薄くて一つひとつきれいに取れない皮も、マスターの絶妙なおしゃべりも、使い込んで古びた店も私にはお気に入りです。
二軒目は神戸新開地で1952年(昭和27年)に創業したレトロな老舗洋食店「一平」です。雑誌の紹介を頼りに初めての訪問でしたが、懐かしい味わいのお店でした。大阪の友人の娘二人も加わり、六人が色々な料理を一品づつオーダーして皆でシェアしながらワイワイ・ガヤガヤ食べる洋食は格別でした。個人的にはメンチカツがお奨めでした。今回注文しなかったですが(お隣のテーブルを見て…)、創業から変わらないオムライスもハンバーグも美味しそうでした。
最後の一軒は京都八坂神社裏手の石塀小路にある「レーブ・ドゥ・ギャルソン」。とても洒落た創作フレンチのお店でした。習い事の仲間と「京町屋アーム・ドゥ・ギャルソン」に行って感激した友人が、畳に座れない私のことを考えて椅子席のこのお店を予約してくれました。ネットでも評判の本店と同様に料理も雰囲気も勿論良かったのですが、それ以上にスタッフの方達のおもてなし対応は素敵でした。いつものように各人が違う料理コースをオーダーして、ナイフとフォークで気取りながらも大振りのプレートを廻してシェアしたり、寛いでおしゃべりが弾み、途中で「箸」の演出(少量のご飯と京漬物)での口直しに驚いたり、楽しく食事が出来ました。
3軒とも私にとって美味しい店ですが、何よりも良かったのは、お店の人達の明るい雰囲気です。食事は誰と食べるか、何を食べるのかが大事だと思いますが、それプラス、お店の人がどう関わってくれるのかも重要なポイントだと思います。