女子大生
ドキドキの復帰一号の講演の対象は営業職で会社の内定を得ている約100名の大学4年生の女性でした。一昔前とは異なり、「いい仕事が無いから営業でも頑張る」ではなく、自分から営業という仕事にチャレンジしたいと前向きな人達です。それでも初めて営業の仕事をするのには不安があります。それを少しでも解消するのが講演の目的でした。
元々営業好きな私は若い女性が営業職を希望するだけで「感激!」ですので、私の話が少しでも役に立てばと毎年張り切って臨んでいるお仕事です。特に今回は、営業の仕事をしてきたことが今の頑張りに繋がっているという私の実感を踏まえて、次の5つのポイントで話しました。
1)自己紹介…病気になったこと、現実の厳しさとその中で学んだこと、現状を踏まえた上でそれでも持ちたいこれからの夢
2)知っておきたい営業の仕事と心持ち(覚悟)…営業の仕事とは人に気づきを与えること、良いこと7割・辛いこと3割
3)ビジネスパーソンとして求められる能力…現状を正確に捉える、人と積極的に関わる、確認して確信する
4)自分を大事にして仕事を全うする…人生の設計図を描く、心と体の健康を整える、良きパートナーを持つ
5)仕事を通して成長する…社会人最初の仕事への関わり方で成長幅は大きく変わる、天職は自分で作る、自分で自分の仕事をレベルアップする
昨日、参加者の感想文が担当の方を通じて手元に届きました。担当の方のコメントは「営業という仕事を選んだこと」、「女性として将来どのような人生を歩んでいくのか」について考えさせられた人達が多かった、とのことです。皆さん講演の内容を自分のことに置き換えてしっかり考えていらっしゃいます。凄いことです。
私は常々営業の仕事は「お客様に気づきを提供する」ことだと思っています。難しい目標ですが、やりがいのあるチャレンジだと思っています。そのことを参加者の方達も分ってくれました。皆さんとても熱心に話しを聞いてくれました。どんなことに対しても好奇心を持ち、前向きに取り組む姿勢はずっと持ち続けて欲しいです。
人は時に理想の自分(こうありたい姿)と現実の自分とのギャップに取り込まれて落ち込むこともあります。でもね、人生はまだ始まったばかりです。全てが計算通りに進んだら、これからの楽しみが半減します。計算違いも楽しむ人生を送って欲しいです。
どう転んでも自分の人生は自分が決められるのですから。自分の無限の可能性を、人間の無限の可能性を信じて、転んでもぶつかっても「まだ大丈夫」と生きていって欲しいです。「ガンバレ女子大生!!」あなた達の元気な姿を見ることを私は楽しみにしています。