小さな幸せ
日曜日の昼に杉良太郎のコンサートに行きました。場所は自宅から車で10分の「保谷(ほうや)こもれびホール」。作曲家の故遠藤実氏(月命日(めいにち))を偲んでの1時間半のコンサートでした。
大型バスをチャーターで乗り込むやら相変わらず元気のいい「杉様軍団のおば様」パワーに圧倒されましたが、45周年記念アルバムに入っているお気に入りの2曲も歌ってくれて楽しいひと時でした。
その中で「年を重ねてくると小さなことが幸せに感じるね」という自分の曲(「小さな幸せ」)に引っかけた話がありました。「朝起きて体のどこも具合が悪い所が無いのは嬉しいね。幸せだね」と言っていました。
同じ日に友人から「今ダラダラ新聞見ていて発見した言葉!!余りに得心したので送ります。この世の中に『雑用』という用はございません。私たちが用を雑にした時に、雑用が生まれます」というメールが入りました。どちらも私には考えさせられるものでした。二つとも「自分の考え方、感じ方次第」という話だと思うのです。
もう一つ、今日「介護保険認定」の調査員が来られてこんな質問を受けました。「病気を発症して、何で自分だけがこんな辛い目に遭うんだと被害者的な気持ちを持っていますか?」。私は、「全ては未来への必然」だと考えていますので、そう思ったことはありませんが、この様に思う人は多いそうです。全ては「自分の捉え方」次第です。
今回脳の病気を患って、人の中の「人間としての存在」の殆どは脳、というか意識で作られていると思いました。「考え方、意識の仕方」一つです。似たようなことを前にも書きましたが、今日また再確認しました。「小さなことを大事にする。幸せに感じる」そんなことをもう一度大切に思いました。家人の口癖である「真実は細部に宿る」も納得できる今日この頃です。