期待の言葉
昨日は倒れた時に真っ先に駆けつけてくれた高校時代の友人達とランチをしました。(またお出かけ?リハビリ中なのに、遊び廻っていると非難されそうですが…)
場所は丸ビルの35階「リストランテ・ヒロ」です。この店の阿部店長は丸の内商店会主催の私が講師として立つ研修会に、いつも熱心に受講してくれている人です。回復して初めての外食はこの店でと前から思っていました。
食事はいつもよりも更に美味しく感じ、席から改装中の東京駅を眺め、とても幸せな時間を過ごせました。初めてこのお店を訪れた友人たちも喜んでくれて嬉しいひと時でした。
帰りがけに店長が花束をくださり、「また講演を聞くのを楽しみにしています」と言ってくれました。何だか泣けてきました。自分の中で、奇跡的に拾った命だから、もう無理はせずにリハビリに励みながらノンビリ生きようと考えていました。講演や研修も後輩に譲り・・・等とも考えていました。体が不自由でも仕方ないという諦めも少しありました。でもそんな弱気になっている私に店長は「また話を聞きたい」と言ってくれました。自分でも驚くぐらい嬉しかったです。
今の私は左半身にまだ麻痺があるので、よちよち歩いている姿は痛々しいと感じる人もいます。実際に「人前に出ない方が良いね」と言われたこともあります。でも店長は私の「復帰を待っている」と言ってくれて、一緒に食事をした友人たちは私の姿を「威風堂々としていた」と言ってくれました。
元の姿に戻らない限りダメだと思ってしまうこともある私に、馬鹿みたいに落ち込んでしまう私に、心強い応援団がいるのです。ありがたいことです。
人は誰かに期待されたり、気にかけてもらうことが生きる糧になるんだと改めて感じました。私も誰かの励みになれる存在になりたいと思います。