●基本の「基」

 

人は日々様々なことを経験し、たくさんのことをそこから学びます。若いうちのほうが学び取ることは簡単でしょうが、ベテランになっても学ぶことは多いはずです。

 

でもベテランになると、覚えていて当たり前のこと、昔学んだことをすっかり忘れてしまうことがあります。それは単に記憶力が低下したとか、記憶が上書きされたとかではないように思えます。

 

例えば、部下指導の場面で、自分が若かった頃に、上司に対して感じた不満とか、不条理だったこととかを忘れていることが多々あるのです。

 

あるいは、自分を単なるコマとしてではなく人間として扱ってくれて感激した、自分の成長を実感させてくれて感謝したことも忘れています。

 

一度は通った道にあった、若い頃だから感じられたであろう組織人生の基本の「基」を忘れてしまっているのです。

 

言えば、ある日突然、今の役職に就いた的な感じなのです。ここに来るまでに経験したことを、そこから学んだ自分の基本(自分の軸を形成したもの)、つまり基本の基を忘れていることが多いように思えます。

 

それでは管理職の役割は全うできません。管理職になることは、部下と一緒に、部下を動かして目標を達成することです。目標達成のために、どうすれば良いかを考え、最終的には「なんとかする」ことが重要な役割です。

 

だからこそ、経験したことを今に活かすことが大事なのです。管理職とは何かといった「そもそも論」や「人から仕入れた耳情報」では対応出来ないと思うのです。

 

良き管理職は、

(1)様々な経験から学んだことを今に活かす

(2)部下を動かしながら彼ら彼女らの市場価値を高める

(3)そして共有する目標に向かっていく

ことが出来る人だと思います。

 

そのためにも、自分の経験した基本の「基」をオープンにしておくことが大切だと思うのです。

 

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