●向き合う

コロナ禍の中で難しいと思うことがまた一つ増えました。それは研修をする自分と向き合うこと。講師という仕事は、目の前にいる参加者の反応を見ながら研修を進めます。少なくとも私はそうしてきました。根本的なことは必ず伝えますが、事例とか、進行は時と場合で変えます。皆さんの反応を見て臨機応変に対応していました。

でもですリモート研修だと参加者の細かい表情やつぶやきがうまくつかめません。講師のペースで研修を進めざるをえません。それでも30年以上研修に関わっていますので、なんとか合格点は頂いています。

けれども研修後の振り返りも自分の進め方だけの反省になりがちです。今日の皆さんがどう感じたとか、それを受けて私はどう対応したのかということは完全には掴めません。講師として自分が行った研修と向き合えないのです。

 

研修講師は、もちろん勉強はします。また時代を知るために情報など色々学びます。でも成果や振り返り、そして成長は参加者が与えてくれます。それはアンケートとかではなく研修時間の中で都度参加者が教えてくれます。その反応と向き合いながら、自分を変えていきます。参加者の反応が自分自身と向き合える唯一の機会でした。それが今は簡単にできません。

人材を育成する支援は、時として独りよがりになります。リモートという環境でも常に自分の研修と向き合える自分でありたいと思います。この年齢になってもそれが講師の役目だと再確認する日々です。日々成長・・・難しい課題です。