●ものの言い方

どうして同じような内容を言っても受け入れられる人と、受け入れられない人がいるんでしょうか?こちらかが好ましくてあちらが好ましくないという人間関係でもないのに。相性が悪いでは済ましてはいけないような気がします。

よく聞くのは「偉そうで上から目線でものを言う」上司はいやだという部下の言葉です。でも上司は部下より偉いし(会社の役割的に)上司ですから上から目線です。そういうものです。

厄介なのは上下関係もないのに「偉そうで上から目線でものを言う」人です。仕事相手とか、同期とか、友人とか、パートナーとか。関わりがあればあるほど受け入れられないものの言い方があります。コミュニケーションもとりづらくなります。

それは何故でしょうか?偉そうに感じてしまうこちらに問題があるのでしょうか?

 

私はそこに陣地取りの匂いを感じます。人との関係において陣地取りが好きな人は偉そうにするのです。自分の陣地を広げるために相手に自分のことを上に見せたいのだと思うのです。そうしなくても陣地は広げられる場合もあるのに、陣地にこだわることもないのに、まず二人の関係において優位性をつけたいのだと思うのです。

でも私は偉そうな物言いをする人も受け入れることにしています。陣地取りに長けている人は物言い方は酷くても、役に立つ情報を持っていたり、ムキになる分、出してしまう部分もあります。こちらが陣地に無関心だと分かると見方になってくれることもあります。

 

女性活用の研修や講演で過去酷い物言いをしてくる人に沢山会いましたが、中には未だに仕事で付き合っている人もいます。ものの言い方は中々変えられるものではないので、癖だと思うことにしています。自分の物言いも含めて。

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