対応力を磨くための思考
これからの時代何が起こるかわかりません。何が正しくて何が間違っているかも掴みにくいと思います。そんな時代に頼りになるのは、自分です。そんな思いを込めて今年の初めに「自分建立」という題名の本を書きました。多くの方に、自分に精一杯磨きを掛けて欲しいと願っています。
でもそれは中々難しいことと捉えている人も多いようです。
先日、吉野の桜がどうしても見たいと思い、関西の大手旅行会社のバスツアーに問い合わせをしました。友人と一緒で7名の小団体です。そしてその中に車椅子を使用する私が一人いることも言いました。バスの中では杖で歩けるけど、東京から行くから車椅子も一緒であることも説明しました。
それに対する答えは・・・「吉野は坂が多いので、車椅子では無理です。杖で歩けるのなら、参加可能です。その際はバスのトランクに車椅子を入れることは出来ます」でした。
バスツアーは現地吉野で4~5時間の自由時間を謳っています。その時間をどう使うのかは、参加者の自由だと思っていました。一緒に行くメンバーの中には吉野に10回以上行っている男性もいますので、車椅子の支援も吉野の事情も分っています。それも言ったのですが、反応は「いまいち」でした。
今の時代、車椅子の人間も大いに外に出ています。活動的です。それらの要望に応えることも市場開拓の一つになると思います。
そこまでいかなくても窓口対応のスタッフに柔軟に対応させるための仕組みは考えて欲しいと思いました。また窓口のスタッフももう少し相手の話しを聞いて、会社で決められた範囲の中で柔軟に対応するにはどうしたら良いかを考えることも大事だと思います。そしてそれが、自分の成長にもなると思います。
自分磨きは何も大上段に構えて、勉強することではありません。今、目の前に起きたことに対してどうすれば良いかと「考える」ことが大事なのです。いつでも何処でも誰にでも自分磨きのチャンスはあるのです。自分で自分に与えられたチャンスを手放さないで下さい。