●働くこと
昨日は大阪でセミナー講師をしてきました。20名、平均年齢45歳の事務職の女性が対象です。
事務職はどうしても支援という形で仕事に関わるので、日々のモチベーションを維持するのが難しいようです。
ましてやベテランの域に入っている40代ともなると、ちょっとやそっとのことでは周囲から誉めてもらえません。
出来て当たり前。更に70歳まで働かなくてはならない時代。これから20年仕事とどう向き合えばよいのか?
大きな重いテーマでした。でもです。この時代上場企業で、定年まで、場合によってはその先も働ける環境にあるのは幸せなことです。それでも日々の愚痴や悩みは尽きません。
私は思うのです。仕事に生きがいを持つことも、仕事を生きがいにしたいと思うのもいいけど、もっと自分の人生に他の意味付けをすることも大事だと。
障がいを持って、以前のようにがむしゃらに仕事をすることは今の私にはできません。高い評価も成果も出しにくいです。周囲から認められることも少なくなっています。でもだからこそ見えてきた景色もあります。
自分が出来ることには限界があります。身の丈をチョッビと越えられたらそれで幸せです。仕事で頂いたお金で自分を磨くのも、周囲のために使うのも素敵です。
障がいを持つ前の怖いものなしの自分より、日々小さなプライドで右往左往していた自分より出来ることを精いっぱいする今の自分には余裕があります。
最後まで人生を全うするのが、人生最大の仕事だと思うのです。
そう思えば、生きていること、面白くなくても働いていることが、素敵な時間に思えてきます。
素敵な応接で打ち合わせしました。