●意見を述べる場を設定する力

 

年の暮れ、懐かしい人と再会する場が何回かありました。その時感じたのは、組織にいることのありがたさ、自分の居場所があることの有難さです。

 

私は30数年、人材育成の研修の現場に立ってきました。周囲の人たちにも私が講師だということ、そしてそこそこ実績があることも知って頂いています。

 

ですから、病気をして、それからも年を重ね、昔とは変わっていても、私の話には、意見には耳を傾けてくれますし、反論や質問、納得もしてくれます。

 

でもその場(私が所属する組織や研修に携わる現場)を離れたら、ただの中高年の女性であり、障がい者です。

 

そこでは、かなりの力技がなければ、今と同じように、話や存在を受け入れてもらうのは難しいのです。

 

ここで必要なことは何なのでしょう?「聞いてもらうことは難しい」「人が望んでいる聞きたい話を感じるのも難しい」「人は皆自分が話すのが好き」という原則を再確認することだと思います。

 

組織にいると、聞いてもらえる相手も環境もあるけど、そこを一歩でも離れたら、自分で環境を設定しなくてはならないのです。

 

紅白で竹原ピストルが「よー、そこの若いのー」と熱唱していましたが、その投げかけをする場も環境も相手も、組織が与えてくれたものがあるうちはまだ良いですが、無くなったら自分で作るしかないのです。

 

今までの組織を離れても、活き活きとしていくためには、自分の意見を言える場を、その環境を作る力を今のうちに磨いておくことが大事だと思うのです。

 

 

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