失われた20年…パート1

「失われた20年…何を失ったのか?」パート1

新聞やテレビで「失われた20年」という言葉をよく耳にします。私達は何を失ったのか?それがいま一つ分かりません。そのためこの頃それを一所懸命考えています。まだ纏まっていませんので中途半端ですが、少し書いてみます。

 

20年前といえば、昭和から平成になった頃です。小渕幹事長が緊張しながら、誇らしげに平成と書かれた半紙を広げていたテレビの画面が思い出されます。でも単に年号が平成に変わっただけでなく、「大きな時代の変わり目だった」と今更ながら思います。

昭和が終わり、平成が開幕した元年に、リクルート事件で竹下登首相が退陣(4月)、昭和天皇を追うようにして、松下幸之助さんが94歳の天寿を全うし(4月)、美空ひばりさんが52歳の若さで亡くなりました(6月)。戦後の昭和を代表する人達だと思います。

この御三方に共通するのは、政治・産業・芸能というそれぞれの業界で天才と言われるほどの才能を持って縦横無尽に大活躍されたことです。そして、「叩き上げ人間」の典型だと思います。

昭和という時代は、日本の国や産業界が世界の先頭集団に「追いつけ追い越せ」でしたから、「叩き上げタイプのガムシャラ人間」が活躍出来た時代だったのだと思います。目の前の目標が明確で、経済成長に邁進出来た時代だったから、活躍する場が大きかったのでしょう。

 

私は「もはや戦後ではない」と言われた昭和31年生まれですが、物心ついてから、東京オリンピックが開催され、夢の超特急と言われた新幹線が開業し、大阪万博が開催されました。私自身が成長期ということもあったと思いますが、子供心に日本は凄い国なのだと感じました。

けれども平成になり、戦後経済の成長神話や土地神話が崩れ、奇跡的な復興を支えた年功序列や終身雇用などの土台が揺らぎ、世界のIT革命と金融革命の流れに乗り遅れ、バブル崩壊後の「失われた20年」という混迷の時期が続いています。その20年で私達は何を失ったのでしょうか?

まず20年もの閉塞続きの間に、個人も会社も国も疲れ、元気と自信を失っています。次代を担う若者が夢を見ることを失っています。経済面でも、本年は昭和43年から40年間守ってきた世界第2位のGDPという金看板を降ろすことになり、今後も順位を落としていくレールに乗っています。

40年後には、中国の10分の1、インドの6分の1、ブラジル・メキシコ・ロシア・インドネシアにも抜かれて、第8位になると、ゴールドマンサックスが予測しています。

例え、国が衰退しても個人が活力に満ちていれば、明確な目標や夢があれば決して怖がることはないと思うのです。でも、日本国にピッタリとくっ付いて生きてきた私達個人は、中身は明確に分からなくても、「失われた20年」という言葉に何故か喪失感を覚えてしまうのではないかと思います。そして、元気と自信を失っていると思うのです。

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