おばさんパワー

私は今、週に3回、一回20分の「訪問マッサージ」をお願いしています。担当してくれるのは私よりほんの少し年上の針灸マッサージの資格を持つ女性です。彼女の「訪問マッサージ」を受ける人は殆どがかなりの高齢者で、中には言葉も交わせない痴呆症の人もいるそうです。

そのせいか、私の所では、たわいないおしゃべりの花が咲きます。しかも奇遇にも大学の先輩なのです。彼女の体験したことは、かなり面白く、私はいつも興味深く聞いています。彼女は、少林寺拳法をしていて、現在は4段という腕前です。彼女は子供に付き合って、少林寺の道場に通ううちに、自らも始めて、かれこれ15年だそうです。

私の「少林寺をする人は多いのですか?」の質問に、「中々継続して続けられる人は少ない」と応えました。そして「でもおばさんは一度始めると途中で投げ出さないで、都の大会とかで入賞する人もいるのよ」と話してくれました。

彼女は、少林寺だけではなく、病人の看護でも、病気の治療現場でも、おばさんは随所で活躍しているとも言います。確かにおばさんには底力があると私も常々感じています(いくつからおばさんと言うのよ!というお叱りを受けそうですが)。

携帯メールで毎日私を励ましてくれている同い年の友人達は家庭や仕事でおばさんパワーを発揮しています。かくいう私もリハビリの場で、若い療法士達に「いつも元気で体力全開ですね」と言われます。

おばさんパワーは今の時代の閉塞感を救うとも思っています。

「諦めない、挫けない、自分の良いように現状を解釈する、屈託なく明日を見る」…、そんなおばさんパワーを全うして過ごしていきたいです。

 

 

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