言葉・人に伝えることの難しさ

携帯メールの絵文字は自分の感情を託して伝えるには便利なツールです。でも実際の会話では使うことは出来ません。勿論自分の表情、態度、行動という「ノンバーバル(言葉以外の表現方法)」によって伝えることを私たちは知っていますので、実際には感情や思いを言葉だけで伝えているわけではありません。でも身振り手振り、言葉を最大限(自分の中で)使っても、自分の思いや感情を人に伝えるのは至難の業です。

人は皆それぞれに異なる経験や価値観を持っていますから、自分自身のフィルターを通して相手の感情や思いを理解します。故にこちらの思惑とは別の理解が相手の中に芽生えることもしばしばあります。

また、相手の理解を求めすぎると相手の態度や表情を妙に深読みしてしまい、相手さえ気づいていない、小さな言葉のニュアンスや表情に拘ってしまうこともあります。そしてそれが自分自身の縛りになって、更に伝達をしにくくさせます。

でもそうだからといって、伝え易いような軽い話題ばかりや、伝え易い人とだけ付き合うのでは、会話が深まらず、高まらず、広がらず、面白くありません。やはり修練と時間が掛かりますが、「伝える力」を身に付けることにチャレンジしたいものです。

 

 

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