連休の最後に

連休最後の夜、荷物を持って歩くという無謀な行動をして、転倒しました。

杖を使って歩けるようになって初めての転倒です。幸い携帯がポケットにありましたので、家人を呼び抱き起こしてもらいました(床に倒れてしまうと自力では起き上がれません)。家人いわく、「床に倒れている姿は、ひっくり返った亀のようだった」という状況でした。

家人が来るまでほんの少しの間でしたが、9年前に死んだ母のことを思い出しました。母は癌の末期の闘病中に、一人でトイレに起きて、何回かベッドの傍で転んでいました。その時私は「夜中でも私を呼んでから、トイレに行ってよ」ときつく母に言っていました。

同じことを私も家人から言われましたが、その時初めて母の気持ちが少し分ったように思えました。

迷惑や余計な煩わしさを家人に掛けたくないという気持ち以上に、「大丈夫、一人でも私は出来る!」と思いたいのです。母も同じ気持ちだったと思いました。ごめんなさいと母に会って詫びたいと思い、泣けて仕方なかったです。

その日は、多忙で、針治療とプール歩行訓練をしてきました。特にプールは初めて行って、とても快調でした。浮力のお陰で、不自由な左足に重心をかけることも出来るし、ひざも痛みません。これからも定期的に歩行訓練をプールでしようと決めました。お勧めです。

また針の先生にも「顔の固さが随分取れて、足の力もついてきたね。」と言われたので、少し調子に乗ってしまったようです。

最近は、友人と出かけたり、ブログを書いたり、一人で歩けたり、発症直後に比べれば、随分進歩していますが、「過信」は禁物なんですね。体の小さな進歩を喜びながら、地道にリハビリすることが大事だと自分に言い聞かせた連休最後の夜でした。

 

 

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